カテゴリー: あ行
アービトラージ(裁定取引)とは、金利や価格の差異を利用して利益を得る取引の方法である。特に金融の世界では、株価指数などの「現物価格」と「先物価格」の価格差を利用して取引されるケースが代表的である。
例えば、ある金融商品の現物価格が100円、先物価格(3ヶ月後)が110円だった場合、価格の低い(割安である)現物を買って、高い(割高である)先物を売っておく。
そうすると、価格が上がった場合(仮に120円になると)
・現物取引:120 – 100 = +20
・先物取引:110 – 120 = -10
で、+20-10 = +10円の儲けとなる。
また、価格が下がった場合(仮に90円になると)も、
・現物取引:90 – 100 = -10
・先物取引:110 – 90 = +20
で、-10 +20 = +10円の儲けとなる。
このように、理論上リスクなく収益を上げることができる。
まとまった収益を確保するためには、大量の資金が必要であり、機関投資家(裁定取引を専門にしたトレーダーを「アービトラージャー」と呼ぶ)が実践することで市場に大きな影響を与える可能性があり、注意が必要である。
利用頻度:★★★

- 20カ国地域首脳会議
- Arbitrageとは
- Fintech(フィンテック)とは
- FOMCとは
- FRBとは
- G20とは
- Hedgefund
- Portfolioとは
- VWAPとは
- アービトラージ(裁定取引)とは
- アクティビストとは
- オルタナティブとは
- キャピタルゲインとは
- ザラ場とは
- シャープレシオ(Sharpe Ratio)とは
- スタグフレーション(Stagflation)とは
- ファンダメンタルズ(Fundamentals)とは
- ファンダメンタルズ(fundamentals)とは|金融用語集
- ヘッジファンド(Hedgefund)とは
- ポートフォリオ(Portfolio)とは
- ボラティリティ(Volatility)とは
- マネーロンダリング(money laundering)とは
- マル優とは
- ロールオーバー(Rollover)とは
- ロボアドバイザーとは
- 為替ヘッジとは
- 円安とは
- 円高とは
- 押し目買いとは
- 株式分割とは
- 現引きとは
- 購買力平価とは
- 裁定買いとは
- 三角保ち合いとは
- 資産運用とは
- 持株会とは
- 貸借銘柄とは
- 通貨スワップとは
- 騰落レシオとは
- 騰落率とは
- 配当控除とは
- 配当性向とは
- 評価損益とは
- 品受けとは
- 浮動株とは
- 約定とは
- 有価証券とは
- 連結決算とは
- 連邦準備制度理事会
同義語:
Arbitrageとは